暑いですね💦
皆さんはお盆休みお出かけとかしていますか?
中々コロナ禍の中お出かけするのは気が引ける所では有りますが皆様各自のリフレッシュ方法で日々の疲れを癒せると良いですね。
海とかプールとか涼しそうで羨ましい!
今回は猫と人間の関わりについてまとめてみます。
歴史を紐解くのが好きな人には興味がある内容になると思いますので是非最後までお読み頂けると幸いです。
目次
人間と猫の出会い運命の出会いは必然だった
猫と人間の密接な関わりが始まったのは紀元前8000年頃だと言われています。
紀元前8000年前というと人間が農業を始めた頃と重なります。
人間が農業を行う→貯蔵庫等にネズミが集まる→ネズミを求めて猫が来る→農作物を荒らすネズミを退治したい人間にとって有益な生き物→ネズミを取りに来ただけなのに可愛がられる猫
どうでしょうか?素晴らしいですよね!出会った時からお互いが自然と必要とする関係だったのです。
人気のペットとして猫と共に代表的な犬は猫よりも古い歴史が有りますが犬は野生的なものを人間が連れてきて家畜化していった側面が強いため原種との違いが顕著ですが。
猫は原種と一般的に家庭で飼われているイエネコとの間に大きな特性の違いがなく比較的自然な状態で人間と共生しています。
世界的に愛される猫の歴史
猫の最古の記録は前述した役9500年前の記録になりますがその他にも沢山猫との繋がりを示す遺跡が残されていたり、各地で神格化されたりしています。
古代エジプト
エジプトの王様が飼っていた猫が毒蛇を退治した事から猫の顔を持つ神マフートという神様が生まれた事を皆様ご存じでしょうか?毒蛇などから人々を守る神として長くエジプトで崇められている存在です。
また猫の姿を持つ最も有名な神であるパステトも人々の信仰を得ました。エジプトでは猫が人間に最も身近で馴染みがある動物であったからこそ神格化されていったのでしょう。
ちなみに古代エジプトでは猫は人間の生活に身近な存在で有りながらも神格化されていたためとても大切に扱われていました。
国外で売られていたら買い戻しエジプトに連れて帰ったり、そもそも国外に輸出するのを禁じたりと今以上の猫神様状態だったようです。
中国
中国の戦国時代に日本でも馴染みの深い十二支が成立しました。猫は鼠に騙されて十二支に入らなかったという有名な言い伝えがありますがこんな説もあります。
当時の中国では猫が伝来したばかりで珍しく猫を飼っているのも高貴な身分の人が大半であったとされており干支に猫を選出しても一般の人にとって馴染めない。そのため中国では当時一般的に馴染みの深い虎や、実際には存在しないが伝承上の生き物として馴染みの深い龍が干支として選出されたと言われています。
猫好きとしては鼠に騙された説より上記の説を信じたい所です!笑
日本
弥生時代〜戦国時代
日本で猫が人間と共に生活し始めたのは農業が盛んになって来た弥生時代からと言われています。当時鼠による農作物の被害が多く住居に鼠返しが設けられたしていたのは有名ですよね。
数は多くないと考えられていますが、その鼠を積極的に狩ってくれる猫は当時も他の国同様重宝されていたのではないでしょうか。しかしまだこの頃から平安時代にかけては、犬同様に紐などで固定されて飼われていた様です。猫の運動量を考えると少し不憫に思えますね。
また日本で本格的に活躍が記されるようになるのは奈良時代からです。穀物や当時重要視されていた経典を守るために中国から輸入されて重宝されたり、富をもたらす象徴として愛されていたようです。可愛いし珍しいので現在同様人々に愛されて過ごしていたのは愛猫家としても非常に嬉しいですね。
その後の戦国時代にも猫が活躍するエピソードがあります。
九州の大名の島津義弘は文禄の役・慶長の役の際に慣れない土地で時間を把握するため猫を連れて行きました。
理由は猫の瞳孔の大きさによってある程度の時間を知るためです。猫は朝方は怖いほど(笑)
瞳孔が狭く夜になるとまん丸に変わって行きます。そんな習性を活かした非常に素晴らしいアイデアですよね。我が家のアイドルボア君も凛とした瞳孔である程度の時間が分かります。
江戸時代〜現在
そしてもう少し時が経ち、江戸時代になると京都では鼠を駆除する目的で猫を放し飼いにする政策を始めます。この政策により想定以上に鼠は激減したみたいですが野犬に食べられたり野良猫化したりと少し過酷な環境にあったみたいです。
因みに上記の政策で、江戸時代では野良猫化した猫が一定数いたものの野生下では思いの他繁殖しなかったようで、売買目的の捕獲が禁じられるなど、当時は猫が多く伝来してから年月が経った割には未だに買おうと思っても高価だったりと庶民には中々高貴な生き物だったようです。
家で飼いたいけど放し飼いにしないといけない→買いたくても高い→商売繁殖の象徴だから店に居て欲しい。という葛藤から生まれたのが招き猫であったようです。
その後の名残として飼い猫でも自由に家と外を猫が行き来出来る様に生まれたのが猫の出入り口付きのドアなんです。この文化は日本独自のもので首輪付きの猫も30年ほど前までは街のそこら中で見かけましたよね。
それから時が流れて現在、多種多様の猫が飼われ家の中で安全に幸せに暮らしていける子が増えています。
しかしながら未だに野良猫も多く事故に遭ったりする子がいるのもまた現状です。
古来より人間と良好な関係を自然と築く事が出来た猫だからこそよりお互いが幸せになるために何が必要か日々お互いを尊重しながら進歩して行けると未来永劫にパートナーとして暮らして行けると思います。
日本で猫と名がついた由来
諸説有りますが鼠を好むの間の文字を取りネコと名前が付けられたという説や、よく寝る子の間の文字を取った説は、何だかネコっぽい名前の決められ方で私は面白いなと思います。
割と有力な説みたいなので本当にそれが由来かもしれません。
今回は猫と人々の関わりについて述べてみました。ヨーロッパでは魔女の使いとみなされていたりとまだまだ色々な話が有りますがまた改めて記事にしてみます。
今回は第一弾としてここまでです。ご愛読ありがとうございます。